2022年6月アーカイブ

1周目をクリアしました。
攻略サイト巡りを解禁しました。
トライアングルストラテジーは周回前提ゲーであり、真エンドは別にあることを知りました。

・・という前提での1周目のツラツラ感想。

どうやらこのゲーム、1周目で真エンドにたどり着くのは(出来なくはない?ものの)かなりキツイっぽいみたいです。

で、真エンド以外はおそらく最低でも3パターン用意されていると思います。
私はそのうちの1つにたどり着いたのですが、正直「う?う~~~~~~~~~~ん・・・・?」なラストでした。

プレイ中何度も信念の天秤(名前覚えた!)の選択を真剣に考え、自分なりにこの道で行くぞ!という分岐を進んできた結果、最後の最後でポーンと王道から放り出されたかのような展開になって、アレレレレ?と思っているうちにエンディングを迎えるという・・orz

真エンドではないにしろ、それ以外の結末がある程度納得できるもの・・というか、「間違っていたかもしれないけれど俺は最善を尽くした!がんばった!」と思えるようなラストであったなら、私はこのゲームを神ゲーと崇め奉ったに違いありません。

家族のプレイを見ていると、信念の天秤の分岐先はそれぞれ別ストーリーがきっちり用意されていて、各プレイヤーがそれぞれの選択によってそれぞれの物語を体験できるという素晴らしいシステムになっています。
他にも似たようなゲームはあるのかもしれませんが、私は初めて体験した本格的ストーリー分岐ゲーだったので、「自分だけの物語を自分の意志(選択)によって進んでいる」という未知の体験にワクワクし通しでした。

が、先述の通り、ラストがアレレレレ?だったことと、真エンドの存在を知ってしまったこと(これは私が悪い)により、2周目に突入することになりました。というか、突入することにしました。
私にとってのトライアングルストラテジーは1周目で完結しているので、2周目は蛇足です。
真エンドへの道は、私が望む方向ではありません。単なるフラグを立てる作業です。
それでも、真エンドの内容が気になるので2周目をやります。

2周目はできればやりたくなかった。
1周で大満足なエンディングを迎えられたら個人的神ゲーでした。

攻略サイト様のお世話になりながら2周目を真エンドでクリアしました。

ストーリーがどうとかは置いておいて・・・、切実に『強くてニューゲーム』が欲しかったですね(´◉◞౪◟◉)

■強くなくてニューゲーム

ストーリーを追うだけなら2周目は引き継ぎデータでサクサクだろうと思ったら、甘かった。
1周目はLv30くらいでクリアして、2周目の最初のバトルレベルは32(くらい)でした。
コマ進めゲーム部分にはあまり興味がないので、ここで時間をとられるのが精神的に辛かったです。
BGMが超絶好みだったので曲を楽しむことで凌いでいましたが、そうでなかったら心が折れていたかもしれない・・。
2周目以降でいいから、せめてオートバトル機能があったら良かったですね。

■真エンドのストーリー(ネタバレ)とその意義

超☆王道ハッピーエンドでした。
1周目の最初のころに主人公夫妻(?)が婚約してからズルズルと戦争になだれ込んでいったので、「これはラストに結婚ワルツ(DQ5)くるね!?」と待ち構えていたのが1周目では来なかったんですよね。
やっと良いところにおちつくエンドを迎えられてホッと一息です。
まあ、結婚ワルツは流れませんでしたけれども・・。

ちょっと気になるのが、開発者(特にシナリオ担当者)がこの真エンドをどういう位置づけで考えていたかです。
真エンドに比べると、私が1周目で到達したノゼリア脱出ルート(フレデリカルート?)は、あまりにもひとつのゲームのラストとして弱いというか、納得できるものではないと思うのです@w@;
真エンドの分岐は、攻略サイト無しで1周目で到達するのは厳しいし、そもそも狙えなさそう。

もし私がシナリオ担当だったとしたら、真エンド以外のノーマルエンド3種(?)にも真エンドとほぼ同等の重さのストーリーを用意します。
そうでないと、何十時間もプレイしたプレイヤーの満足は得られないと思うので。
でも、それをしていない(少なくとも私にはしていないようにみえる)ということは、最初から2周目で真エンドに到達するように仕向けていた・・のかもしれないのですが、どうもそうとも思えないのですよねぇ・・うーん・・・。

なにしろこのゲーム、信念の天秤(投票)システムでストーリーが分岐する上に、選択肢が基本的にどれも一理あるものになっているので、余程大雑把にプレイしていないかぎり、そこそこ悩むと思うのです。
悩むということは、それだけプレイヤーが自分事として考え、感情移入するということで、そういう没頭感を狙っているシステムということになります。
それなら、マルチエンディングはともかく、真エンドを用意する必要性は無いと思うのです。もし私がシナリオ担当なら用意しません。
なぜなら、真エンドの存在は、それまでの信念の天秤の選択が間違っていたことの証明になってしまうから。
一所懸命真剣に考え抜いて苦渋の決断を重ねていればいるほど、真エンドの存在を知った時のガッカリ感は大きくなるはずですから。私がそうだったように。
まあ、攻略サイトなんて見ないで自分のたどり着いたルートで満足してればいいじゃん?と言われればその通りなのですけれどね(´◉◞౪◟◉)

・・・というわけで、開発サイドが一体何を考えてこの矛盾した(と私には思える)作りにしたのかがサッパリわかりませんorz

■音楽

上でも書きましたが、タイトル曲から何から本当に素晴らしく、久しぶりにサントラ買うべー!となりました。すんばらしい。
タイトル曲といえば、〇〇〇〇に到達すると曲が変わるのも、そのアレンジも良かったです。曲後半がめっさ熱かった!

■キャラ雑感

さすがに全員は書く気力がないのでメイン4人だけツラツラと。

  • セレノア
    文句なしの王道主人公。ある意味王道すぎて嫌味なくらい完璧な領主様。
    15章でいきなり出てきた設定にちょっとビックリしたけれど、絶対にこの人なら悪い方向には行かないよね^-^という善人っぷりで安心してみていられました。
    個人的には主人公はこのくらい突き抜けて良い人なのが好みです。
  • フレデリカ(フリーダム主人公妻)
    最初の天秤選択では、「もしここでエスフロストとか選んだら絶対一生根に持たれるよね?怖いね?」という恐怖感からハイサンドへ行きました。
    ローゼル族へのこだわり故の視野の狭さと、議論になると声を震わせて感情で訴えかけてくる狡さが毎回イラッ☆とさせられました。決して嫌いなわけじゃないんですけれどね@w@;
  • ベネディクト(勝てばよかろうなのだ軍師)
    1周目、ほぼほぼ彼の提案を蹴る形で話が進んだので、どこかでこの人爆発するんじゃ・・?と心配していましたが、軍師様は常に冷静だったようです。
    デストラ様への愛が重すぎる、もう辞める詐欺の人(イメージ)。
    目的のためには手段を選ばないあたり、彼がエスフロスト陣営だったら総帥さんと仲良くやれたのではないかと思います。
    通常攻撃が強い人の後ろにベネディクトさんをくっつけておくと作業が捗りますね☆
  • ロラン(持ってない王子)
    いろいろと幸薄い感じなのに、自分が持っていないものを持っている親友に嫉妬しない(もしくはそうみせかけている)なかなかの人物。
    基本イイ人なのに、やることなすこと裏目に出るのが気の毒すぎる。戦闘でもかなり扱い辛い。
    17章の提案で『全プレイヤーにツッコミ入れられたに違いないで賞』受賞。

・・・こんなところかな?
他に何か思い出したら追記するかもしれませんが、とりあえずはこの辺で。

ざっくりまとめると、2周するのは大変だったけれど、概ね面白かったです!以上!