perlのドキュメントをpod形式(?)で日本語で書いて、perldoc hoge.pl とかやると日本語の部分が文字化けして読めない。
いろいろ調べた結果、nroffが日本語対応していないのが問題らしい。
そこで、FreeBSDのports/japanese/groffを参考にして、Macにもマルチバイト対応のnroffのportsを入れようといろいろやったが、最終的に groff-1.18のMakefileが make install DESTDIR=hoge に対応していないと言う理由で断念した。
MacPortsにするのは断念したのだが、一応ビルドはできてインストールもできるので、やり方を書いておく。
  1. groff-1.18.1.1 のソースを持ってくる。GNUのサイトからでも良いし、次のpatchのサイトからgroff-1.18.1.1.orig.tar.gz を持ってきても良い。
  2. groff_1.18.1.1-21.diff.gz を持ってくる。持ってくるのは、日本だったら ftp://ftp.jp.debian.org/debian/pool/main/g/groff/とかから
  3. ソースを展開する。
  4. ソースディレクトリで、上記パッチをあてる
  5. configure --enable-multibyte
  6. make
  7. make install
以下のような感じになる。
$ wget ftp://ftp.jp.debian.org/debian/pool/main/g/groff/groff_1.18.1.1.orig.tar.gz
$ wget ftp://ftp.jp.debian.org/debian/pool/main/g/groff/groff_1.18.1.1-21.diff.gz
$ tar xzf groff_1.18.1.1.orig.tar.gz
$ cd groff-1.18.1.1
$ gzcat ../groff_1.18.1.1-21.diff.gz | patch -p1
$ ./configure --prefix=/opt/local --infodir=/opt/local/share/info --mandir=/opt/local/share/man --without-x --enable-multibyte LIBS="-L/opt/local/lib -liconv"
$ make CPPFLAGS=-I/opt/local/include
$ sudo make install
このようにしてインストールしたnroffがあると、
$ pod2man -u hoge.pl | nroff -man | less
のようにすると、utf-8で書かれたpod形式(?)の日本語ドキュメントが読めるようになる。

カテゴリ

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: Macのgroffをマルチバイト対応にする

このブログ記事に対するトラックバックURL: https://www.wizard-limit.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2625

コメントする

このブログ記事について

このページは、falseが2011年5月 7日 18:15に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「macの小ネタ」です。

次のブログ記事は「ecto 3」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

広告

Powered by Movable Type 6.1.1