友達にcoLinuxなんてものを教えてもらったので、早速インストールしてみる。
まずは、sourceforgeからcoLinux-0.6.1.exeとcolinux_minimal_fedora_core_1.zipをダウンロードしてくる。
coLinux-0.6.1.exeを実行して、インストーラに従ってインストール。
コンポーネントの選択は、WinPcapを外し(TAPで良いから)、Root Filesystem image Downloadも外す(fedora core を使うから)。
インストール先は、デフォルト(Program Files)にしちゃったけど、\coLinuxとかの方が良いと思った。

インストールが終わったら、今度はFedora coreのイメージファイルの展開。
zipファイルを展開して、fc1_2GB_root.bz2を展開する。
さらに、blank_*.bz2のうち、好きなサイズのファイルを展開する(swap用)。私は、256Mのにした。展開したら、swap_deviceにリネームしておく。
そして、fc1.colinux.xmlを書き換える。
カーネルとスワップファイルのパスと、メモリーサイズ、networkのnameあたり。
参考までに、私の設定。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<colinux>
    <block_device index="0" path="\DosDevices\c:\coLinux\fc1_2GB_root" enabled="true">
    </block_device>
    <block_device index="7" path="\DosDevices\c:\coLinux\swap_device" enabled="true">
    </block_device>
    <bootparams>ro root=/dev/cobd0</bootparams>
    <image path="vmlinux"></image>
    <memory size="128"></memory>
    <network index="0" type="tap" name="TAP">
    </network>
</colinux>
続いて、WindowsでTAPインターフェイスの設定。
coLinuxからWindowsを通してネットワークに繋ぐには、いくつかの方法があるらしいのだが、とりあえず接続の共有を使うことにする。
  1. TAPインターフェイスの名前(私の場合は、「ローカル エリア接続3」になっていた)を「TAP」に変更する。(この名前と、上記設定ファイルのnetwork nameを合わせておく)
  2. 外部と繋がっているネットワークのプロパティを見て、「詳細設定→インターネット接続の共有→ネットワークのほかのユーザーに、このコンピュータのインターネット接続をとおしての接続を許可する」にチェックする。「ホームネットワーク接続」はTAPにしてみたけど、この部分は良く理解していないので後で再チェックすることにする。
  3. TAPのプロパティを見ると、192.168.0.1が割り当てられている。WAN側が192.168.0を使っていなければこのままで問題ないが、うちの家庭内LANは使っているので、192.168.1.1に直す。
これで、準備は完了。coLinuxのインストールディレクトリで、以下のコマンドを打つとcoLinuxが起動する。(xmlファイルがcoLinuxのインストールディレクトリにあるとして)
> colinux-daemon -c fc1.colinux.xml
コンソール画面が立ち上がるので、rootでパスワードなしでログインする。
swapが読めないみたいなエラーが起動時に出ているので、
# mkswap /dev/cobd7
# swapon /dev/cobd7
でswapが有効になる。
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 を編集する。
私の場合は以下のような感じ。
DEVICE=eth0
BOOTPROTO=static
BROADCAST=192.168.1.255
IPADDR=192.168.1.40
GATEWAY=192.168.1.1
NETMASK=255.255.255.0
NETWORK=192.168.1.0
ONBOOT=yes
そうそう、キーボードはus配列なので気をつけること。
# ifdown eth0
# ifup eth0
でネットワークが有効になるはず。
後は、/etc/resolv.confを適切に修正。ネットワーク共有は、dnsをプロクシーしてくれるらしいので、192.168.1.1を書いておけば良い。
適当にネットワークが通ることを確認したら、windowsからcoLinuxのインストールディレクトリのvmlinux-modules.tar.gz をlinuxに転送する。
scpを使うためには、新しいユーザを作るか、rootにパスワードを設定しておく。
Windowsからは、192.168.1.40でアクセスできる。(上の設定の場合)
で、tarで展開しようと思ったらtarが入っていない!
# apt-get update
# apt-get install tar gzip
で、tarがインストールできる。(結構ネットワークが途中で切られるのは、ayo.freshrpms.netが混んでいるせいだろうか?)
無事にインストールできたら、vmlinux-modules.tar.gzを/で展開する。
必要ないかも知れないけどここで再起動してみる。
今度は、何のエラーもなく起動するはず。
ここで、fedora coreのReadmeに従って
# apt-get dist-upgrade
する。(一度、vmlinux-modulesを入れる前にdist-upgradeしたら、その後apt-getがSegmentation faultを起こすようになってしまったのでやり直した)
ここまででとりあえず最初の設定はおしまい。
一度coLinuxを終了させたら、サービスに登録する。
Windows上で、
> colinux-daemon -c fc1.colinux.xml --install-service CoLinux
でサービスの登録。
こうしておくと、
> net start CoLinux
でサービスが起動し、
> net stop CoLinux
でサービスが終了する。
サービスが起動している間は、colinux-console-nt.exeを使ったり、ttsshでログインしたりして使える。
長くなったので、続きます・・・。

カテゴリ

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: coLinux(1)

このブログ記事に対するトラックバックURL: https://www.wizard-limit.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/640

コメント(2)

true :

ありがとうございます
大変役に立ちました
WindowsでTAPインターフェイスの設定で
1.は必要なさそうです
あと、2.の設定をする前にcoLinuxを起動とゆうか
TAPのインターフェースが接続状態になってないと
エラーになるようです

false :

ご指摘ありがとうございます。
設定ファイルの network の name は windows側の名前とは関係ないんですね~。

コメントする

このブログ記事について

このページは、falseが2004年6月 7日 22:34に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「xdmでwtmpの記録」です。

次のブログ記事は「coLinux(2)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

広告

Powered by Movable Type 6.1.1