2006年4月14日アーカイブ

blogって、自分の主義主張を述べておられる方も多い。
しかし、私は、極力そう言うのは避けてきたつもりである。
そもそもが自己主張なんてものを持たない人間であるし、人に意見を言われればすぐに影響され、言うことも朝令暮改な人間なので。(私を知っている人には異論を持たれる方も多かろうが)
さらに、自分の考えについて他人と議論するのが面倒だと言う意図もあった。

さて、最近はニュースや新聞もまともに目を通していないぐーたら社会人な私ですが、こんな記事を見つけました。

「愛国心は理解出来るがそれをお前に言われたくない」

別に政府に物申す気もないし、人と議論する気もないのだが、ちょっとだけショックを受けたのでそのことの記録として記事をポスト。

何にショックを受けたかと言うと、産経新聞の

愛国心は、どの国の国民も当然持っているものだ。そして、愛国者であることは最大の誇りとされる。

・・・・。
・・・・・・え~っと。

偏ってる引用で申し訳ないが、ホームズを読んでてもルパンを読んでてもポアロを読んでても愛国心が出てくる。
それらには、読んでいてなんら嫌悪感を感じない。
でも、この記事の表現は虫唾が走る。
どうも私は、自分が所属しているコミュニティに対して、愛国心とか、愛社精神とか、そう言うのが苦手なようだ。
心に秘めたり、発露したりするのは勝手だと思う。でも、強要だけはやめてくれ。
愛国者とか、非国民とか言う分類をやめてくれ。

やっぱり、教育では、愛国心とか、正義とかって不必要なのではないかなあ。
どちらかと言うと、愛国心を大事にする人もいるし、そうじゃない人もいる、正義は場合によって違う、と言う多様性を教えることが、本当に必要なことなのではないかと思う。


蛇足としてもう一点。社説の役割について。
私は、ニュースとか新聞には意見とか主観はいらないと思っている。事実だけを公平に伝えてくれれば、後はこっちで判断するよと思う。
まあ、社説は記事とは別に分かれているので、ここで各社論陣をはるのは勝手だと思うけれども。

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