ザウルスが届くまで待てないので、来たらすぐにセルフ開発環境が整えられるように、いろいろやってみることにします。
と言っても、コンパイルに結構時間がかかるので、備忘録的にやったことを書いて行くだけ。最後に整理する予定なので、How To としては当分使えません。
とりあえず、参考にしたのはXScaleなコードを吐くコンパイラを手に入れるです。

gccをports以外で、しかもクロスのをコンパイルするなんて、大学以来だなあ・・・。
まずは、上記サイトに書いてあるとおり、binutilsとgccのソースを持ってきます。
持ってきたのは、binutils-2.15.tar.gz と gcc-3.3.2.tar.gzの二つ。
sharpのサイトから、glibc-arm-2.2.2-0.i386.rpm,linux-headers-arm-sa1100-2.4.6-3.i386.rpmも持ってきます。
まずは、二つのrpmをインストールします。
# rpm -i --ignoreos --root /compat/linux linux-headers-arm-sa1100-2.4.6-3.i386.rpm
# rpm -i --ignoreos --root /compat/linux glibc-arm-2.2.2-0.i386.rpm
これで、/compat/linux/opt/Embedix/tools/arm-linux/ができます。
今回の環境は、/var/zaurusに作ることにします。
# mkdir /var/zaurus
# cd /compat/linux/opt/Embedix/tools/
# tar cf - arm-linux | (cd /var/zaurus; tar xf - )
続いて、binutilsをコンパイル。
% tar xzf binutils-2.15.tar.gz
% cd binutils-2.15
% mkdir build
% cd build
% ../configure --prefix=/var/zaurus --enable-shared --target=arm-linux --enable-targets=xscale-linux-elf
% make
# make install
続いて、gccをコンパイル。
ぴろのページを見て、ヘッダファイルにパッチをあててから、
% tar xzf gcc-3.3.2.tar.gz
% cd gcc-3.3.2.tar.gz
% mkdir build
% cd build
% ../configure --prefix=/var/zaurus --target=arm-linux --enable-languages=c,c++ --with-cpu=xscale --enable-shared
% setenv PATH /var/zaurus/bin:$PATH
% make CC=gcc34 CFLAGS="-O2" CFLAGS_FOR_TARGET="-O3 -mcpu=xscale -Wa,-mfpu=fpa"
# make install
ここまでで、/var/zaurus/bin/arm-linux-gcc がクロスコンパイラになる。
ぴろさんのページを参考に、specsに-mfpu=fpaを追加しておく。

一応hello.cとかはコンパイルしてみたけど、ザウルスがないので本当に動くかわかりません・・・。 次はセルフ環境だなあ。

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