tracは、subversionと組み合わせて使うものだ。
以前subversionを入れて遊んだのは、2004年7月頃のことで、そのころの1.0系ではBDBをバックエンドに使っていた。
しかし、ちょうど2004年の後半から、フラットなファイルシステム上のバックエンド(FSFS)が開発されたようで、現在のバージョンではこちらがデフォルトになっているようだ。
tracで遊べるように、subversionについて見直しを行ってみた。

cvs2svn
まずは、既存のCVSのリポジトリの移行だ。
これは、cvs2svnと言うプログラムを使えば良いらしい。/usr/ports/devel/cvs2svnをインストールする。
で、移行の手順としては、以下のようにした。
  1. CVSのリポジトリを好きなところにコピーして、CVSROOTとか、移行しないプロジェクトとかを削除する。
  2. 以下の内容でmime.typesと言うファイルを作成する。
    test/plain;charset=shift_jis text java jsp html
    
    ※ これはこのプロジェクトの *.text, *.java, *.jsp, *.html がshift_jisで書かれていたため。
  3. 以下のコマンドで、リポジトリを変換する。
    % cvs2svn --encoding=shift_jis --mime-types=mime.types -s /var/svn/tractest /var/cvsrep
    
    この例では、--encoding でコメントの文字コードを指定し、subversionのリポジトリは /var/svn/tractest 、CVSのリポジトリは /var/cvsrep にあるものとしている。


subversionへのアクセス方法
以前は、svn+sshでのアクセス方法を頑張って書いたりしたのだが、それはあまり一般的ではないようだ。
リポジトリのオーナーは www にしてしまって、apacheとmod_dav_svnに任せてしまうのが、tracとの相性で考えても良いようである。
その場合でも、mod_authz_svnとか、いろいろ研究する必要はありそうである。

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