名もなき毒
久しぶりに読んでいて辛い作品でした。
何が辛いかというと、原田さんの台詞や行動を読むのが辛いです。
実際にこんな人はいるのでしょうか・・?
幸いにして、私の周りにはいないけれど、私が遭遇していないというだけでいるのかもしれません。
誰の中にも「毒」の部分はあると思いますが、こういう「猛毒」を撒き散らすような人とは正直関わりあいたくないので、フィクションだとしても読むのが苦痛でした。
物語としては、相変わらずぐいぐいと読ませてくれて、面白かったです。
うんうん、と頷きながら読む箇所も多かったですが、一つだけ全く意味の分からない部分がありました。
意味が分からない、というよりは、私の頭では意味を理解出来ない、と言ったほうが正しいのかもしれません。
『名もなき毒』 p249
「飢えているんだ。それほど深く、ひどく飢えているのだよ。その飢えが本人の魂を食い破ってしまわないように、餌を与えねばならない。だから他人を餌にするのだ」
何度も何度も読んだけれど、ここだけ理解できませんでした。
「その飢えが本人の魂を食い破る」って、どういうことでしょうか・・・?
自分を毒の犠牲にしないために他人を犠牲にするということ・・・?
どうしても、ここだけが理解できません。
いつか理解出来る日がくるといいなぁ・・。
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