霧の訪問者 薬師寺涼子の怪奇事件簿
「ドラよけお涼」シリーズの7作目(?)。いつも通り楽しく読めました。相変わらずお涼サマが暴れています。泉田クンがシイタゲラレ、振り回され、困惑し、嘆いています。今作は田中さんが表紙の折り返しに書かれているように、「泉田警部補の受難」の物語です。
どうも、このシリーズを読んでいると、お涼サマにはもっともっと破壊の限りを尽くしていただきたいと思うようになります。そして、泉田クンにはもっともっと振り回されてほしいと思うようになります。
お涼サマと泉田クンは「カップル」ではありません。「女王様と下僕」です。その関係性が楽しい作品です。「それは違うだろ!」というツッコミを受けそうですが、私個人的には「女王様と下僕」にみえるのです。ただし、「女王様」の前には「どこまでもカッコイイ」、「下僕」の前には「まともな思考回路を持つ」という形容句が付きますが。
参考リンク:田中芳樹 - Wikipedia
ただ、正直なところ、ちょっとマンネリ気味かとも思います。
1作目は、お涼サマのあまりの傍若無人さ、天上天下唯我独尊な態度にクラクラきたのですが、どんどん慣れてしまっています。もっと過激でOK。むしろ、過激にやっていただきたい。激辛カレー好きな人が更なる激辛味を求めるようなものでしょうか。慣れというのは恐ろしいものです。
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