美女の不幸
遙さんの著作は、読んでいて「ああ、こういうことあるある!」と共感したり、普段感じてはいるけれど言語化できない事を文章にしてくれていて、個人的にとても好きなので新刊が出ると必ず買っています。
ところが、今作に関しては読んでいて頭の中に「???」マークが点灯してしまいました。正直なところ、遙さんが何を言いたいのか(言い換えれば、何をテーマにしているのか)よく分からなかったのです。
「美しいということには何らかの価値があるから、美を追求していって、美の勝者(?)になったら幸せになると思っていたら、そうとは限らない」ということが言いたいのでしょうか?
もしそうだとすると、「学校で勉強ができることには何らかの価値があるから、勉強をして、有名大学に入って有名企業に就職したら幸せになると思っていたら、そうとは限らない」ということと、大して違いはないように思います。
つまり、自分にとって「価値がある」と思っていることが満たされることが、イコール「幸せ」と限らないという点では、「美」だろうと「成績」だろうと(私には)違いはあまり感じられないので、何故、ことさら「美」を題材にするのかが分からないのです。
でも、遙さんには他に意図するところがあったのかもしれません。むしろ、その可能性の方が高い。残念ながら、私にはその意図を読み取る能力が無いようです。しばらく時間を置いて再読しようと思います。
著者の遙洋子さんの公式サイト:遙洋子ネットワーク
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