基本操作がタッチペンと音声のみという、今までにない操作方法のゼルダ。結論から言うと、とても楽しめました。
謎解きのヒントを手書きでマップにメモすることが出来るのですが、このメモ機能を利用したパズルが多用されています。
また、マップは比較的単調で、迷路性は高くありませんが、アイテムを持っていないと通れないので何度も足を運ぶことが多いです。そんなときに、メモが残っていると役に立ちます。
私は家族が寝静まった真夜中にゲームをするので、音声入力を求められるのは非常に困るのですが、声を出せない場合はマイクに向かって強く息を吹きかけたり、マイクの周りをタッチペンで突付いたりすれば大丈夫だったので助かりました。声を出せる環境にある方は思いっきり声を出しても楽しいでしょう。音に弱い懐かしいモンスターも出てきます。
細かいことですが、本作ではサイフ拡張がありません。最初から9999ルピーまで持つことが出来ます。意外なことに、これがストレスフリーでした。私はケチなので、サイフ容量を超えたら増えないとモッタイナイと思ってしまうのです。でも、ゲーム終盤は9999ルピー貯まってしまい、溢れた分は捨てられていましたが。
プレイする前に、TVCMでブーメランを投げるところを見て、「自分で軌跡を設定できるのは良いけれど、自分でブーメランを投げている感覚がなくなりそう」と思っていたのですが、杞憂でした。リアルタイム性は確かに低いですが、自分で軌跡を設定するからこそ面白い、という使い方をする(させられる)ので、とても面白いです。
また、タッチペン操作によって、爆弾を投げやすくなったのは意外でした。今までは爆破目標から数歩下がって一定距離を保って爆弾を投げていたのですが、爆破目標をタッチすることで投げたいところへ投げられるようになったので、とても操作しやすいです。
・・と、操作性についてばかり書いてきましたが、パズルとしての難易度は、「トワイライトプリンセス」や「ふしぎのぼうし」と比べると少々低めと個人的には思います。私はゲームに関してはかなりライトユーザーですが、特につまづくこともなくクリアできました。
これからゼルダの伝説をやってみようかな、という方にオススメの作品です。
安井至・国際連合大学副学長が個人運営するサイト、市民のための環境学ガイドの「メディア報道に関する2冊の本」で「是非買ってお読みいただきたい」「是非ともベストセラーにしたい」と書かれていたので、買って読んでみました。
一言で言えば、「スバラシイ!」と声を大にして言いたい本です。何故、メディアの科学報道がダメダメなのかの理屈が「納豆ダイエット」などの実例を交えて書かれています。専門家でなくても分かる平易な文章なので、サクサク読めます。
安部司さんの『食品の裏側』についても触れられており、『食品の裏側』の科学的記述のいいかげんさ(特に、ADIについての知識不足)に辟易した私にとっては、ウンウンと頷くところが多かったです。『食品の裏側』の内容をすみからすみまで信じている方は、是非『メディア・バイアス』をお読みいただきたいです。
中でも一番興味を持って読んだのは、「メディア報道に関する2冊の本」でもかなり詳しく触れられている、嘘ツキ科学者イリーナ・エルマコヴァ博士の遺伝子組み換え大豆実験についての章。
遺伝子組み換えに反対すること自体は「どうぞ御自由に」と思いますが、エルマコヴァ博士のような人を招聘して講演会を開くというのは、自分で自分の首を絞めるようなものだと思います。
著者の松永さんは、何故他国で相手にされなかったエルマコヴァ博士が日本に来て活躍?できたのかを分かりやすく解説されています。エルマコヴァ博士の講演会を聞いて「遺伝子組み換えって怖い!」と思った方は、是非『メディア・バイアス』をお読み下さい。
松永さんはメディア(毎日新聞)出身の方なので、メディアの科学リテラシーとモラルの低さを厳しく批判されています。私は情報を受け取る側の一般人なので、一般人として出来ることは何かあるのかな?と考えてみました。
まず思いついたのは、かたよった情報ばかり収集せずに、賛成意見も反対意見も幅広く目を通し、考えること。「それは違う」と思ったら、声を上げること。そういうことが必要なのかなと思いました。具体的な実践の手始めとして、この感想文を書いてみました。
GC版とWii版の2種類があるのですが、基本的に同じ内容です。私はWiiを買ったばかりだったので、Wii版を買いました。
ゼルダ好きにはたまらない作品です。最初は3D酔いを起こしたりしますが、慣れるとリンクを思いのままに操ることが出来ます。攻略情報は見ず、あれこれアイテムを試しながら自分で謎を解いたときの爽快感がたまりません。これこそゼルダ!
今作は、特にダンジョンのパズル性の高さが際立っていたように思います。ダンジョンアイテムを手に入れる前後ではダンジョンが全く違うものに見えてくるのが楽しかったです。
ゼルダにはあまりストーリー性を期待していないのですが、ミドナ絡みのストーリーがきちんとあって面白かったです。最初は険悪ムードだったリンクとミドナが、終盤になるにつれ良いコンビになっていくのを微笑ましく見ていました。リンクは自分の分身のはずなのですが、リンクの親のような気分になっていました。
少し期間を置いて、再挑戦したい優良ゲームです。
ゲームボーイアドバンス版のゼルダ。DS Liteでプレイしたら、startボタンの位置が悪くて少々操作性が悪かったですが、内容的にはとても楽しめました。スーパーファミコン版の「神々のトライフォース」の後継と言って良い出来だと思います。
入り組んだマップと、しあわせのかけら合わせによるアイテム集めが良いです。かけら合わせのために何度もあちこち駆け回るので、クリアするころには自分の庭のようにマップを覚えこんでしまいます。
パズル性抜群のダンジョン、一癖あるボス戦も楽しいです。ダンジョンの謎解きは、アイテムや技を駆使して試行錯誤すれば攻略本無しに解ける難易度です。ボス戦は、最初はどうやればダメージを与えられるか悩みますが、いろいろアイテムを試しているとクリアできます。上手くいったときの爽快感は抜群です。
崎元仁さんの作品は、ファイナルファンタジータクティクスで初めて聞き、クリアでストイック、それでいて超緻密で超繊細な音使いに惚れました。FFと言えば植松伸夫さんというイメージでしたが、今は崎元さんがFF12の作曲を担当されたのは大成功だったのではないかと思っています。
聴けば聴くほど、音の重なりの奥深さに気付かされます。そういう点では、光田康典さんの作品に似ているかもしれません。
以下、個人的に好きな曲の簡単な感想です。
1-1「ループデモ」
FFシリーズ「プレリュード」(植松伸夫さん作曲)のアレンジ。原曲にとても忠実なアレンジで、もう少し崎元さんのオリジナリティを出しても良いのでは?と思いましたが、これはこれでとても美しいです。
1-2「FINAL FANTASY~FFXIIバ-ジョン~」
FFシリーズ「FINAL FANTASY」(植松伸夫さん作曲)のアレンジ。「ループデモ」同様、原曲に忠実なアレンジです。最初の2曲を、作品の一番最初に持ってきてくれて、個人的にはとても嬉しかったです。
1-3「オープニング・ムービー(FINAL FANTASY XIIのテーマ) 」
色々な要素が詰まったFF12のメインテーマ曲。静かに始まり、しっかり盛り上がり、静かに締めてくれます。ゲームのBGMとしても良い曲だと思いますが、ひとつの曲として聴き込むに値する名曲です。
1-5「ボス戦」
初めてのボス戦でこの曲が流れたとき、背筋がゾクゾクしたのを覚えています。崎元さんの戦闘曲はどれも好きですが、きっとこれからも何度も聴くことになる1曲です。0:56あたりからの盛り上がりがたまりません。
1-9「王都ラバナスタ/市街地上層」
ラバナスタは広いです。それはもう広いです。とにかく一番よく歩いた街ですが、この曲のおかげで歩くのが苦ではありませんでした。軽快に街を散策する雰囲気が良く出ています。
1-10「パンネロのテーマ」
明るく弾むようで、それでいて軽やかに優しい風のような曲。地味な曲なのですが、メロディーラインをついつい口ずさむ・・そんな曲です。
1-13「東ダルマスカ砂漠」
さあ冒険だ!さあ行くぞ!と、元気をもらいます。FF12は、戦闘中もずっとフィールド曲が流れているので、東ダルマスカ砂漠では、いつも気分が盛り上がっていました。
1-25「ギーザ草原」
曲名は「ギーザ草原」ですが、ツィッタ大草原でも流れていて、何故か私はツィッタ大草原の曲というイメージが強いです。あの広大な草原を気合を入れて歩く時に、この曲に支えられていました。「東ダルマスカ砂漠」同様、行け行け押せ押せな曲です。
2-2「剣の一閃」
オープニングムービー、ボス戦。文句無しにカッコイイのですが、特に0:41あたりからの静かな盛り上がりが好きです。
2-11「帝国のテーマ」
音の重なりが重くずっしりと感じられる曲。ライナーノーツによれば、ジャッジマスターをイメージして作曲されているそうです。
2-12「チョコボFF12アレンジver.1」
あれ?チョコボの曲ってこんなにゆっくりだったっけ?と思ったら、ゲーム未収録曲でした。正統派オーケストラアレンジですが、0:53あたりの音の外し方が上手くて気持ち良いです。
2-14「悲哀(解放軍バージョン) 」
ゲーム中は何気なく聴いていたのですが、改めてじっくり聴くとイイです。悲哀というよりは、決心とか決意というものを曲の芯に感じます。
3-1「大砂海」
曲としてはそれほど好き!ということもないのですが、ゲーム音楽として秀逸。あの気が遠くなりそうになるほど広い大砂海の「暑さ」を、これほど見事に表現するとは驚きです。
3-2「召喚獣戦」
曲名通り、召喚獣戦で流れていた曲です。FF12の召喚獣は一癖あるものが多く、戦闘中にガンビットを必死に変更しまくっていたので、曲をよく覚えていません。あらためて聴いてみると鳥肌が立ちます。この曲をゲーム中で聴くために、もう一度最初からプレイしようかと思ってしまいます。
3-7「オズモーネ平原」
何故かブルダイルになかなか会えなくて、随分長時間オズモーネ平原をさまよったので、記憶に残っています。ずっと聴いていても飽きないテンポ感のある曲です。
3-9「エルトの里」
エルトの里の神秘や気高さというイメージです。美しい曲だけれど、それだけでは終わらないのがミソ。1:36くらいでちょっと暗い雰囲気になるところが好きです。
3-11「チョコボ~FFXIIバージョン~」
FFシリーズ「チョコボのテーマ?」(植松伸夫さん作曲)のアレンジ。軽快に音が跳ねるところが、とてもチョコボらしい良アレンジです。音をわざと外しているのもニヤリとしてしまいます。原曲は作曲者の植松さん自身が幾通りにもアレンジされていますが、このアレンジもいいですね。
3-13「ビッグブリッジの死闘~FFXIIバージョン~」
FF5の「ビッグブリッヂの死闘」」(植松伸夫さん作曲)のアレンジ。ほぼ原曲に忠実なオーケストラアレンジです。ピアノコレクションなどのアレンジでは、この曲の持つスピード感や盛り上がりが抑えられていて、個人的には少々不満だったのですが、この崎元さんのアレンジは凄い!ブラボー!
3-18「サリカ樹林」
思わず息を止めて聴いてしまう、繊細な音使いの曲。0:24くらいからのピアノが美しい。
3-19「フォーン海岸」
フォーン海岸も広いです。イケイケゴーゴー!とやる気が出てくる曲です。FF12はこういう曲が多くて助かります。マップ広すぎですから。
3-20「宿命」
ラーサーやガブラスのテーマだと思い込んでいたのですが、違っていてビックリ。ラーサーの前に立ちふさがる試練の重さを表現しているのかと思ったのですが、もっと汎用性の高い曲でした。この曲を聴くと背筋が伸びます。
4-1「セロビ台地」
聴いていると、とてつもなく眠くなります。今も聴いていて睡魔に襲われそうになっています。おやすみなさい・・・。
よしながふみさんの作品は初めて読みました。今まで「芯の通った骨のある人同士の関わりを真剣に描いている漫画は、なるしまゆりさんの『少年魔法士』がダントツ」と思っていたのですが、よしながふみさんも追加されました。ブラボー。
登場するコアの人物は女性なので、女性向きなのかな?とは思いますが、男性もピンとくるものがあるのでしょうか。私は女性なので分かりませんが、本作を読んだ男性の感想を伺いたいところです。
私が一番共感できたのは、自分を出っ歯だと思い、「私は美しくない」と言ってのける女性。私も子供の頃から「ブス」と言われ続けたクチなので、親近感があります。逆に共感できなかったのは、男性に性的に尽くす女性と、修道女になる女性。どちらも「そういう人はいるかもしれない」とは思うものの、現実的ではないと感じました。
最後のお話は、フェミニズム系かと思ったのですが、「男も家事をしよう!」とか「女は損だ!」というような、肩肘張った主張というわけではないようです。ごく現実的な「女性は割に合わない思いをすることがある」という話なので、頷きながら読みました。
個人的には、女性は女性であるだけで割に合わない思いをすることが多いけれど、だからといって男性を敵視して敵対するのは嫌です。例えば、私は「女性は○○だからダメ」と言われるのが嫌なので、男性に対して「男性は○○だからダメ」という言い方はしないように心がけています。自分が言われて嫌なことは相手にもしないということです。
自分(女性)の尊厳も男性の尊厳も守りつつ、言うべきところはビシッと言う女性にあこがれます。そういうことを思い出させてくれる漫画です。
京極堂シリーズ?作目。かなり最初の頃から、名前と実際の人物が違うことが鍵であることが明かされていたので、事件の輪に入ってこないアヤシイ人の目星はついていたのですが、事件の発端となった人物の予想は外れました。
京極堂の憑き物落としに慣れてきてしまったのかもしれませんが、『姑獲鳥の夏』や『魍魎の匣』などの初期作品を読んだ時のような、驚きや爽快感が無くなってきてしまいました。それでも佳作以上なのですが、京極夏彦さんの作品はどうしても期待してしまいます。
個人的には、京極堂の薀蓄がもっともっとあると嬉しかったです。
