2012年4月アーカイブ

MacのEvernoteがどうも重い気がして気軽に使えないので、軽くて簡単に使えるメモを探していた。
emacs使いなので、emacsで使えるものを考えてみる。以前、一度howm: Hitori Otegaru Wiki Modokiと言うのを使ってみたことがあるのだが、いまいち使いこなすことができなかった。
そこで、今回は Org: あなたの生活をプレーンテキストで と言うのを使ってみることにする。
# 以前も一度使い始めてみたのだが、そのときはうまく使えなかった。

今回参考にしたのは、以下のサイト。
まずは、マニュアルに従って .emacs に以下を追加。

~/Dropbox/MobileOrg は、iPhone版のMobileOrgアプリをインストールして、Dropboxの設定をすると作られる。
一応上記設定の意図は、以下のような感じ。
  • org-captureで作られるノートは、~/org/notes.org に入れる。
  • MobileOrgからpullしたものは、~/org/flagged.org に入れる。
  • 上記以外のメモは、~/org/memo.org に入れる。
  • orgファイルは、~/org に入れる。(~/Dropbox/orgへのリンク)
  • MobileOrg は、~/Dropbox/MobileOrgを使う。
この状態で、C-c c と打つと、org-capture なんて知らないと言われる。
また、M-x org-mobile-push すると、~/Dropbox/MobileOrg/agendas.org が作成されない。
なんでだろー、と思って調べてみると、emacs23に入っているorg-modeのバージョンは 6.33x で、マニュアルは7.5用なので、その辺の違いと思われる。(たぶん、org-captureの代わりにorg-rememberとか使う?)
そこで、最新の安定版のorg-mode 7.8.08をインストールしてみることにする。
自宅では MacPorts を使っているので、sudo port install org-mode でインストールできた。
会社では homebrew を使っているので、org-mode の Formula が存在しない。
org-modeはtarballを持ってきて、make installだけで入るので、別に Formula がなくても良いんだけど、一応 Formula Cookbook · mxcl/homebrew Wiki · GitHub を参考にちょっとだけ試してみる。
% brew create http://orgmode.org/org-7.8.08.tar.gz
で$EDITORが立ち上がり、/usr/local/Library/Formula/org.rb を編集するモードになるので、適当に修正する。
まずは、ひな形のまま
% brew install org
としてみたが、configure でエラーになる。(tarballを展開してみたら、configureが入っていない)
そこで、以下のように修正してみた。

これで、brew install org すると、/usr/local/share/emacs/site-lisp/org にインストールされる。
Formula Cookbook には、自分のgithubリポジトリに追加して、本家に取り込んでもらう方法まで書いてあるけど、私のやり方だとbrewの流儀に反している(直接/usr/local/shareにインストールするのではなく、/usr/local/Cellar/ に入れるのが正しい?)のと、依存関係とか書かずに直接 emacs-app のバイナリを指定しているので、野良Formulaとする。

これで、C-c c で capture template の選択が出て、t とか押すと Task の追加の画面になって、C-c C-c で ~/org/notes.org に追加されるようになった。
また、M-x org-mobile-push で ~/Dropbox/MobileOrg/agendas.org も生成されるようになったので、とりあえず使えるようにはなった。

後は、使いながらテンプレートをいじったり、参考サイトにあるように自動でpull/pushするようにしたりしてみたいが、とりあえず取っ掛かりと言うことでエントリにする。
ちなみに、自宅でも会社でも使うので、~/org は ~/Dropbox/org へのシンボリックリンクにしてある。
以前、ホームビデオを公開するには - PC日記と言うエントリを書いたのだけれど、その後メインPCをMacに変えたりしたので、状況が変わってきた。
また、子供の動画を見せる両親も、PCからiPadに変えようか的な話も出てきたので、今までのようにflvにしてflash playerで再生と言うのでは都合が悪くなってきた。
そこで、どうせならHTML5のvideoタグでなんとかできないの?と思って調べてみたが、今のところまだまだ絶望的らしい。(ちなみに、iMovieで出力したm4v(H.264)の動画を試しにvideoタグで置いてみたところ、手元で見られたのはChromeとiPadだけだった)
そこで、適当に調べてみたところ、etianen/html5mediaと言うものを発見。
これは、htmlのheadの中に
<script src="http://api.html5media.info/1.1.5/html5media.min.js"></script>
と書いておくだけで、HTML5のvideoタグとかをブラウザに合わせて良きに計らってくれるらしい。
たとえば、ChromeとかiPadで見ると、普通にvideoタグのままブラウザに渡してくれて、FirefoxみたいにH.264に対応していない場合は Flowplayer に渡してくれると言う感じ。
外部のスクリプトをそのまま埋め込むのは微妙に危険があるので、気になる場合はローカルに持ってきた方が良いかもしれない。(持ってきて、中をチェックする根性がある場合は)
ちなみに、なぜか video タグにも H.264 にも対応しているはずの IE9 では見ることができなかった。(IE 6/7/8は試していない。)
と、言うわけで、今後はvideoタグで行くことにする。
ちなみに、書いたvideoタグは以下のような感じ。
<video controls width="720" height="540">
<source src="path_to_movie.m4v">
</video>

そうそう、これだけだとあまりに情報がないので、一応WindowsからMacになって、m4vからflvに変換するのに、mencoderとか使えないので、MacPortsで入れた ffmpeg を使うことにした。
ffmpeg -i original.m4v -b 1.6M converted.flv
のようにすると、original.m4v を、1.6Mbpsで converted.flv に変換してくれる。解像度とかを変えたい場合はそれなりのオプションを追加する形で。(ちなみに、以前使っていた600kbpsだと、iPhone4Sの動画の解像度だと厳しすぎたので、1.6Mくらいでやっと見られる感じ)
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