2004年11月アーカイブ

ザウルスが届くまで待てないので、来たらすぐにセルフ開発環境が整えられるように、いろいろやってみることにします。
と言っても、コンパイルに結構時間がかかるので、備忘録的にやったことを書いて行くだけ。最後に整理する予定なので、How To としては当分使えません。
とりあえず、参考にしたのはXScaleなコードを吐くコンパイラを手に入れるです。

gccをports以外で、しかもクロスのをコンパイルするなんて、大学以来だなあ・・・。
まずは、上記サイトに書いてあるとおり、binutilsとgccのソースを持ってきます。
持ってきたのは、binutils-2.15.tar.gz と gcc-3.3.2.tar.gzの二つ。
sharpのサイトから、glibc-arm-2.2.2-0.i386.rpm,linux-headers-arm-sa1100-2.4.6-3.i386.rpmも持ってきます。
まずは、二つのrpmをインストールします。
# rpm -i --ignoreos --root /compat/linux linux-headers-arm-sa1100-2.4.6-3.i386.rpm
# rpm -i --ignoreos --root /compat/linux glibc-arm-2.2.2-0.i386.rpm
これで、/compat/linux/opt/Embedix/tools/arm-linux/ができます。
今回の環境は、/var/zaurusに作ることにします。
# mkdir /var/zaurus
# cd /compat/linux/opt/Embedix/tools/
# tar cf - arm-linux | (cd /var/zaurus; tar xf - )
続いて、binutilsをコンパイル。
% tar xzf binutils-2.15.tar.gz
% cd binutils-2.15
% mkdir build
% cd build
% ../configure --prefix=/var/zaurus --enable-shared --target=arm-linux --enable-targets=xscale-linux-elf
% make
# make install
続いて、gccをコンパイル。
ぴろのページを見て、ヘッダファイルにパッチをあててから、
% tar xzf gcc-3.3.2.tar.gz
% cd gcc-3.3.2.tar.gz
% mkdir build
% cd build
% ../configure --prefix=/var/zaurus --target=arm-linux --enable-languages=c,c++ --with-cpu=xscale --enable-shared
% setenv PATH /var/zaurus/bin:$PATH
% make CC=gcc34 CFLAGS="-O2" CFLAGS_FOR_TARGET="-O3 -mcpu=xscale -Wa,-mfpu=fpa"
# make install
ここまでで、/var/zaurus/bin/arm-linux-gcc がクロスコンパイラになる。
ぴろさんのページを参考に、specsに-mfpu=fpaを追加しておく。

一応hello.cとかはコンパイルしてみたけど、ザウルスがないので本当に動くかわかりません・・・。 次はセルフ環境だなあ。
zaurusが届きました!
想像していたよりも小さな箱。
早速あけて、バッテリーを入れてACアダプタを繋ぎ、電源ON!
しば~らく待たされた後、タッチパネルの調整があって、時刻の入力と個人情報の入力。
さくっとスキップすると、メニュー画面に。これが、SLザウルスの画面か~。
付属のCD-ROMをPCに入れて、USBドライバなどをインストール。このときに、ザウルスとの接続方法をUSB(普通)とUSB(ネットワーク)から選ぶらしい。
迷わずUSB(ネットワーク)を選ぶ。
再起動してからザウルスを繋ぐと、ドライバを二つインストールして、「つながりましたよ~ん」な感じ。
と言っても、ドライブとしては見えないもよう。まあ、ネットワークって方を選んだからだな・・・。と思ってスタートメニューを見ると、ザウルスドライブ(ネットワーク)と言うのがあるので、それを起動してみると、エクスプローラが立ち上がる。
なんと、ザウルスがsambaサーバになっているらしい。そいでもってUSBでTCP/IPなのかしらんらんらん・・・。
ふーむふーむうなりつつ、付属CDに入っているザウルス用のソフトを片っ端からザウルスにコピーする。
一度接続を解除して、ザウルスでアプリをインストール。入れたけど使わないようなものも多いかも・・・。

続いて、今まで使っていたE-21を持ってきて、赤外線でデータ移行。まあ、たいしたデータは入ってなかったんだけど。
しばらく時間がかかりそうなのでこの記事を書いているんですが、この後はemacsとかもろもろ入れなくっちゃ~。
とりあえず、@FreeDを刺していろいろ使ってみる。
フリーソフトも入れてみようと思って、いろいろ入れてみた。
emacsは普通に使える。んが、コンソールでの日本語入力ができないので、emacsでも日本語が入りません。
後は、標準のメーラがIMAPに対応してるっぽいので、使ってみようとしたんですが、cram-md5に対応してないっぽかったので断念。
MI-E21のときのpopのパスワードを忘れてしまっていたので、apopにする。SL-C3000は apopには対応しているみたい。
んがんが、このメーラがかな~り使いにくい予感。メール2通くらい読んだところで投げ出してしまった。
その後もembedded-konsoleだの、X/Qtだの試してみるが、従来機用のソフトは画面の縦横がちゃんと識別できない模様。フォントもおかしい感じ。標準のターミナルだとかなり字が綺麗なんだけど・・・。
この辺の大物は、その筋の方々の成果に期待するとして、自分で簡単なプログラムはコンパイルできるように、セルフ環境を作成する。
参考にしたのは、前回もお世話になったぴろさんのページ。
ほとんどここのままでいけそうな雰囲気。
  1. binutils
    まずはconfigure(以下の内容のファイルを作って、sh ファイル名で実行した。)
    CC=arm-linux-gcc CFLAGS="-s -O3 -mcpu=xscale" \
    CXX=arm-linux-g++ CXXFLAGS="-s -O3 -mcpu=xscale" \
    CC_FOR_BUILD=gcc34 CFLAGS_FOR_BUILD="-s -O3-march=pentium2" \
    CC_FOR_TARGET=arm-linux-gcc CFLAGS_FOR_TARGET="-s -O3 -mcpu=xscale" \
    CXX_FOR_BUILD=g++ CXXFLAGS_FOR_BUILD="-s -O3 -march=pentium2" \
    CXX_FOR_TARGET=arm-linux-g++ CXXFLAGS_FOR_TARGET="-s -O3 -mcpu=xscale -D_GNU_SOURCE" \
    ../configure --build=i386-pc-freebsd --host=arm-linux \
    --prefix=/usr/local/gnu --enable-targets=xscale-linux-elf \
    --enable-shared
    
    続いてmake(コンパイルエラーは出なかった)
    make CFLAGS_FOR_BUILD="-s -O3 -march=pentium2" \
    CFLAGS_FOR_TARGET="-s -O3 -mcpu=xscale" \
    CXXFLAGS_FOR_BUILD="-s -O3 -march=pentium2" \
    CXXFLAGS_FOR_TARGET="-s -O3 -mcpu=xscale"
    
    そしてinstall。/var/zaurus/selfに入れる。
    make CFLAGS_FOR_BUILD="-s -O3 -march=pentium2" \
    CFLAGS_FOR_TARGET="-s -O3 -mcpu=xscale" \
    CXXFLAGS_FOR_BUILD="-s -O3 -march=pentium2" \
    CXXFLAGS_FOR_TARGET="-s -O3 -mcpu=xscale" install \
    DESTDIR=/var/zaurus/self
    
    /var/zaurus/selfの下を、tarででも固めてzaurusに入れればおっけ~。
    ※ makeだとinstall時にディレクトリの指定がうまくいかなかった。gmakeを使ったらうまくいった。
  2. gcc
    configure
    CC=arm-linux-gcc CFLAGS="-s -O3 -mcpu=xscale" \
    CXX=arm-linux-g++ CXXFLAGS="-s -O3 -mcpu=xscale" \
    CC_FOR_BUILD=gcc34 CFLAGS_FOR_BUILD="-s -O3 -march=pentium2" \
    CC_FOR_TARGET=arm-linux-gcc CFLAGS_FOR_TARGET="-s -O3 -mcpu=xscale" \
    CXX_FOR_BUILD=g++34 CXXFLAGS_FOR_BUILD="-s -O3 -march=pentium2" \
    CXX_FOR_TARGET=arm-linux-g++ CXXFLAGS_FOR_TARGET="-s -O3 -mcpu=xscale -D_GNU_SOURCE" \
    ../configure --build=i386-pc-freebsd4 --host=arm-linux \
    --prefix=/usr/local/gnu  --with-cpu=xscale \
    --enable-shared --enable-languages=c,c++
    
    compile
    gmake CFLAGS_FOR_BUILD="-s -O3 -march=pentium2" \
    CFLAGS_FOR_TARGET="-s -O3 -mcpu=xscale" \
    CXXFLAGS_FOR_BUILD="-s -O3 -march=pentium2" \
    CXXFLAGS_FOR_TARGET="-s -O3 -mcpu=xscale"
    
    install
    gmake CFLAGS_FOR_BUILD="-s -O3 -march=pentium2" \
    CFLAGS_FOR_TARGET="-s -O3 -mcpu=xscale" \
    CXXFLAGS_FOR_BUILD="-s -O3 -march=pentium2" \
    CXXFLAGS_FOR_TARGET="-s -O3 -mcpu=xscale" \
    install DESTDIR=/var/zaurus/self
    
zaurusの/usr/local/gnuにインストールして、さっそくhello.cとかコンパイルしてみる・・・。
が、ヘッダがないと怒られたので、クロスコンパイラの作成のときに使ったヘッダとライブラリを /usr/local/gnu/arm-linuxにコピーしてみる。
再挑戦してみると、今度が/tmpがあふれる。
そこで、環境変数TEMPに/hdd2/tmpを設定したら、無事にhello.cがコンパイルできました。
やっとzaurus上でgccが動くようになったので、いろいろコンパイルしてみることにする。
いろいろコンパイルするには、makeが必須。
と言うことで make-3.80.tar.bz2を持ってきてコンパイルしてみることに。
/hdd3はvfatだそうなので、/hdd2上ですべてやることにする。
/hdd2/srcディレクトリを作成し、そこにソースを展開する。
% ./configure --prefix=/usr/local/gnu
% sh build.sh
# cp make /usr/local/gnu/bin
makeがないのにどうやってmakeするんだろーと思ったら、build.shとか言うのが用意されていた。
んが、途中でエラーが出る。remote-@REMOTE@がないとかなんとか。
build.shを見ると、REMOTE='@REMOTE@'なんて言う行がある。
configureがうまくいってないのかな~。
良くわからないけど、REMOTE='stub'に変えて再びbuild.shを実行。
無事にコンパイルできたので、./make install とかやろうと思ったけど、うまくいかないのでcpでコピーしてみる。
これでmakeが使えるようになったので、ためしにmake cleanしてmakeしなおしてみる。こっちはremote-なんとかでは怒られなかった。
% make clean
% make
% make check
# make install
make checkはperlが入ってなかったので意味ないっぽい。
今日もぴろさんのページを参考にhdd3をext3に変えてみる。
このページの情報だけだと、Linux素人にはなかなか厳しいものがあるけど、なんとかなるっしょ。
まずは、/hdd3の内容をMicroDriveにバックアップ。340Mだときついものがあるかも。
あきらめて辞書はCDから戻すことにしても良いんだけど・・・。
・・・ってやっぱり入らなかった(泣)。辞書はCDからに決定!
って、CFカードが抜けなくなりましたよ!sharpさん!
うう、ejectボタンはやっぱり欲しかったなあ・・・。
どうせ後で戻すのだから、今は取り出すのをあきらめて先に進む。

手順どおりにやろうと思って、まずは/etc/inittabを書き換える・・・ってreadonlyじゃん!
# mount -o remount /
で書き込みできるように。この辺のオプションも微妙にFreeBSDと違うんだなあ。
で、inittabのid:5:initdefault:の行の5を2に変えてみる。コメントには、JavaVMとか書いてあって、はいってないじゃん!とか一人突っ込みを入れる。
続いて、/root/etc/rc.d/rc.rofilesysの書き換え。
結構いろんなことを起動スクリプトでやってるんだな~などと思いつつ、hdd3をmountしているところとそれに続くif文をコメントアウト。
有効にするには再起動かしらん・・・と思ってリブートしてみる。調子に乗ってメニューではなくshutdown -rを使ってみたり。かなりドキドキ。
あれ?普通にQtopiaが立ち上がっちゃった。inittabの書き換えを失敗したかな?
まあ、hdd3をマウントしていないので、このまま強行してしまうことにする。
# fdisk /dev/hdc
Command : d
Partition number : 3
Command : n
Command action
p
(後はデフォルトで)
Command : w
ぴろさんのページの画面だと、/dev/hdaだったんだけど、CFのMDが刺さっていると変わってしまうのかな?
swapはファイルで作っているので、extendにはしなかった。
書き込んだ後、再起動しないと有効にならないよって言うエラーが出た。inittabの書き換えに失敗していたかしらん?
とりあえず、inittabを書き換えてもう一度再起動してみる。
うは、やってしまった・・・。
起動画面の下に、ログインプロンプト・・・。rootでログインしてみると、1行だけのコンソールに。
むむむ、1行だけだと、何もできないじゃーん!
く、購入3日で入院になるのか?もっとザウルス使いになってからじゃないと早かったのか?調べが足りなかったのか・・・?
そこで悪あがき。qtと打ってみたら、なんとqtopiaが立ち上がりました。
なんか挙動おかしかったけど、メニューからターミナルを起動して、suでrootになってなんとか修復。
inittabを元に戻す。
続いて、mkfs.ext3 /dev/hdc4 ・・・って、mkfs.ext3がないじゃん!
あせりつつ、rc.rofilesysを見たところ、以下でいけそう。
# mke2fs -j /dev/hdc4
で、rc.rofilesysのhdd3の部分を書き換え。一番したのvfatのところを、hdd2とかと同じようにする。上の部分もやると、リセットとか初期化とかにも対応できそうだけど、面倒なのでやらない。
# mount -t ext3 -o atime /dev/hdc4 /hdd3
でマウントもできた。
バックアップから書き戻して、リブート。
うう、今日は駄目かと思った・・・。
# dd if=/dev/zero of=/hdd3/.swapfile bs=1M count=64
# mkswap /hdd3/.swapfile
# swapon /hdd3/.swapfile
fstabに組み込むかどうか思案中・・・。
screen-4.0.2.tar.gzを持ってきて入れる。
% ./configure
% make
# make install
make installで、いくつかファイルがかけなくて失敗する。
etc/etcscreenrc を /usr/local/etc/screenrcにコピーして、適当に編集する。
私の趣味は、escape ^Z^Z を入れること。Ctrl + A はemacs使いには困るのです。
sshを使えるようにする。
とりあえず、perlが必要みたいなのでzaurus用のipkを入れた。(面倒だったのよ)
で、openssl-0.9.7d.tar.gz, openssh-3.9p1.tar.gz, zlib-1.2.2.tar.gzを持ってくる。
まずは、zlibのインストール。configure, make, make install で素直に入った。
んで、openssl。こいつは結構はまった。
どうも、自動のconfigだけでは駄目っぽく、
% ./config shared
とsharedだと教えてやる。
で、makeすると、appsのところでコンパイルエラー。Makefileを書き換えて、-lcryptoの後に-ldlを追加してやる。
testのところでもエラーが出るので同じようにする。
make test は途中で失敗するが、気にしないでインストールした。
あ、そうそう、私の環境だと、/usr/local/gnu/libにLD_LIBRARY_PATHを通しておく必要があった。
opensslもデフォルトだと/usr/local/sslにインストールされるので、/usr/local/ssl/libもLD_LIBRARY_PATHに入れないといけないかもかも。
続いてopenssh。
% ./configure --with-ssl-dir=/usr/local/ssl --with-libs=-ldl
% make
# make install
でいけたっぽい。
結局、/etc/ld.so.confに、/usr/local/lib, /usr/local/ssl/lib, /usr/local/gnu/libを追加してしまった。
どうせ本家のソフトは/home/QtPalmtopに入ってるんだから、gccも/usr/local/gnuじゃなくて/usr/localにしておけばよかったかな・・・。
しかし、なんだってzaurusにはちゃんとした日本語入力の機能があるのに、純正のコンソールでは日本語入力ができないのかしらん・・・?
などと思いつつ、emacsで日本語入力ができないのは困るので、anthyとか言うのを入れてみることに。
参考にしたのはEmacsでインラインで日本語入力する
とりあえず、anthy_5209-1_arm.ipkを持ってきてインストール。
emacs lispも同時に入ったみたい?
後は、.emacsに以下の2行を入れて、無事に日本語入力ができるようになりました。
(load-library "anthy")
(global-set-key "\C-x\C-j" 'anthy-mode) 
しかし、IMEのon/offで2ストロークは嫌なのだけど、何かあいてるキーはないかなあ。

ついでに、wanderlustもインストールしてみる。
なんとか自宅のメールは読めるようになったかな。

X/Qt

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動かないと思っていたX/Qt他ですが、ホーム画面でアイコンを2秒以上タップして出るプロパティ画面で、VGAに最適化する、みたいなチェックを外したら動きました。
後は、uim系を入れたら再起動しないと有効にならなかったことも前回の敗因でした。
なぜか、uim-ximがSegmentation-faultで落ちてしまうので、日本語の入力は満足にできませんが、まあemacsからanthyが使えるのでそんなに困らない気はします。
と、言うわけで今まで入れてたXサポートなしのemacsをアンインストールして、X版をインストールします。
{や}の入力ができない(キートップには書いてないけど、実はできるみたい。`とかも)のは不便なので、KeyHelper Appletを導入してみた。
とりあえず、デフォルト設定に追加して、,と.あたりを変更。
SL-C3000のキーボードでは、普通のキーボードの , . / の3つのキーが2つのキーで実現されている。で、/が1キーで入力できないのが非常に不便なので、. のキーに / を割り当ててみた。今度は . が1キーで入力できなくなったけど、どんなもんかしらん・・・。
後は、emacsで Ctrl + \ や Ctrl + _ を入力したいんだけど、これはいろいろ設定をしてみてもうまくいかなかった。
最近、異常にコメントスパムが多くなってきたので、対策をしてみることにする。
MovableTypeコメントスパム対策を参考にして、同じようなことをしてみた。
これで、効果があると良いんだけどな~。
以前一度入れて画面の縦横がおかしかった embedded-konsole-ja ですが、これも 強制VGAのチェックを外したら使えるようになりました。
んが、BSキーでDELになっていて、emacsでCtrl+H を押すとBSの動作をします。
私としてはかな~り気持ち悪いのでいろいろ調べたのですが、QTのキーマップを入れ替える方法などがひっかかり、それもどうかと・・・。
で、stty を見てみたら、erase が ^? とかになっていたので、
% stty erase ^H
とすることで、無事にBSキーがバックスペースとして機能するようになりました。
このコンソールが快適なので、しばらくはX/Qtではなくこちらを使うことになりそうです。
おおむね気に入っている SL-C3000ですが、以下の問題が残っています。
  • 再起動時に、変なシンボリックリンク
    再起動すると、/home/zaurus/Documents/ に Documents と言う名前で 自分自身へのリンクができます。同じように、Application, Setting もできます。
    これのおかげで、ソフトウェアの追加とかやると、無限ループになって大変なことに・・・。
  • キーボードの感度が悪い
    てけてけとキーボード入力すると、結構入力されないキーがあります。処理が追いついてないのか、キーそのものの感度が悪いのかわかりませんが、これではブラインドで文章を入力するのはかなりつらい感じ。
  • ハングる・・・
    これはそんなに回数ないですが、Qualendarを起動したときと、メーラを起動したときにハングしました。

zaurusが快適に使いたくって、ヨドバシにお買い物に行く。
買ったのは、無線LANカード BUFFALO WLI2-CF-S11(4,980円)、512MB SDカード(10,780円)、リモコン付ヘッドフォン(5,680円)。
税込みの合計で22,512円。半分はポイントで買ったけど、結構な散財である。

しかし、このリモコンは、前のとほとんどデザイン同じ、できることも同じ。なんでわざわざ変えたんだよ~!(怒)

そして、無線LANを入れてみてちょっとびっくり。SSIDに、空白が使えないのです!!
うちのSSIDは空白を含んでいたので、泣きながら設定を変更する。
MACアドレスを登録して、無事に無線LANが使えるようになりました~。
SDカードは、DIGAで動画を録画してみてみるのだ~。
J2ME[tm] Personal Profile for Zaurusとか言うのをダウンロードして入れてみる。
/home/QtPalmtop/j2me/bin にpathを通すと、cvmと言うコマンドが使えるようになった。
これだと、いわゆるjreなので、javacは入ってない模様。
とりあえず、Java Programming on the Sharp Zaurusからサンプルプログラムをダウンロードします。
インストールしようとすると、ファイル名が違うといわれるので、リネームしてインストールします。
ゲームのタブにアイコンができますが、そのままだとうまく動かないので、/home/QtPalmtop/bin/run_hellozaurusの中のcvmのパスを正しいものに修正したら、動きました。
む~、tools.jarとかrt.jarとかを入れたら・・・(ごにょごにょ)
zaurusのようなPDAには、専用のPHSのサービスがある。中身はAirH"らしいんだけど・・・。
SONYのbitWarpと、Kyoceraの KWINS for PDAってやつが選べるらしい。どちらも、下り128kbで、定額のサービスだ。
今は、NTT docomoの@FreeD(月額 4,880円)とデータプラス(月額1,980円)を使っているので、これら二つを両方解約して、KWINS(年額20,000円)に乗り換えることにする。
と、言うわけでオンラインで申し込み。ってゆーかオンラインでしか申し込めない。
カードも一緒に買おうと思うと、初年度33,500円。消費税と送料を合わせると、36,015円。今までの月額とこれからの月額を考えると、元が取れるのは・・・8ヵ月後か~。(カード代と送料だけで考えると、4ヵ月後。こっちの方が正しいかな)
後は、カードが届くのに10日ほどかかるって言う問題と、ドコモのPHSを解約にいかないきゃいけないのが問題かな・・・。
ターミナルで、lsとかやると、日本語のファイル名が化けます。
どうも、LANG的にはeucの癖に、Qtopiaのファイル名はutf-8なようです。
早速、emacsにmule-ucsをインストールしてみました。そいでもって、.emacsに以下を追加します。
(require 'un-define)
(setq-default file-name-coding-system 'utf-8)
これで、起動はさらにとろくなりますが、diredなどでうまく日本語ファイル名が認識されるようになりました。
後は、ls などで日本語が化けてしまうのですが、FreeBSDのlsなどだと、-wなんて言うオプションがあるのですが、busybox版のlsは-wの意味が違うみたい。
とりあえず、lsの出力を lv -Iu8 -Oej とかにパイプしてやると、読めるようになりました。
lvと言えば、デフォルトの出力エンコーディングを指定しないと使いにくいです。
~/.lv ファイルか、環境変数 LV に -Oejって書いておくと、eucで表示してくれます。入力文字コードは自動判別されますが、前述のlsの出力はダメみたい。
cvmが動いたので、zaurusでセルフコンパイルしたいと思う。
いろいろ試した結果、以下でjavac, jar, native2asciiには成功した。

まず、sunのサイトからjdk1.3系をダウンロードし、tools.jar, rt.jarを/home/QtPalmtop/j2me/libにコピーする。
続いて、/home/QtPalmtop/j2me/bin に以下のスクリプトを書く。(ファイル名jar)
#!/bin/sh
JAVA_HOME=/home/QtPalmtop/j2me
CLASSPATH=${CLASSPATH:-.}:$JAVA_HOME/lib/tools.jar
TOOL=${0##*/}
cvm -Djava.class.path=$CLASSPATH sun.tools.$TOOL.Main $*
後は、このファイルからnative2ascii にリンクを張る。
これで、jar, native2asciiは動いた。(javadocはエラーになった)
javac は、
% cvm -Djava.class.path=/home/QtPalmtop/j2me/lib/tools.jar com.sun.tools.javac.Main -classpath /home/QtPalmtop/j2me/lib/rt.jar Hoge.java
でいけた。(sun.tools.javac.Mainでいけないのが謎)
しかし、jikesが早くて良いらしいので、こちらを使うことに。
という事で、jdk1.1.8のclasses.zipもj2me/libに置いて、javacは以下のスクリプトを書いた。
#!/bin/sh
JAVA_HOME=/home/QtPalmtop/j2me
CLASSPATH=${CLASSPATH:-.}:$JAVA_HOME/lib/classes.zip
jikes -classpath $CLASSPATH $*
とりあえず、これでjavac, jar, native2asciiはzaurusで動くようになったみたい。
今まで、zaurusとPCの連携がうまく行っていなかったんだけど、やっと原因を究明。
ランチャーから起動せずに、コマンドラインでqtsambaと言うコマンドを起動し、PCとシンクロしてみると、192.168.129.1にアクセスしようとして失敗してるっぽい。
現在のアドレスは、zaurusが192.168.129.201で、PCが192.168.129.200になっていたので、PCのアドレスを192.168.129.1に変更したら、無事にシンクロできるようになった。
後は、ザウルス側のPCのアドレスを変更する方法がわかれば、無線LANとかでもシンクロできそうだなあ。

と思ってもうちょっと調べたら、zaurus側でdhcpdが動くことを発見。PC側が、DHCPクライアントになっていなくて、固定で192.168.129.200を設定していたのが問題だった。これを、DHCPクライアントにするようにしたら、ケーブルでシンクするのは問題なしになった。
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