TRICK×LOGIC:おもしろイライラ

推理小説ゲーム?のTRICK×LOGICを買ってみました。
この手のゲームは短時間しか遊ぶことができなくて、とてもコストパフォーマンスが悪いイメージがあるので購入を迷ったのですが、昔と違って随分と単価が安くなっているので手を出してみました。

内容はとてもフェアなロジックもので、とても面白いと思います。
本格推理小説にたまにある「読者への挑戦状」などと同じタイプで、超常現象とか偶然などの要素は全く考えなくて良いのが嬉しいです。
誰が犯人なのか?(Whodunit)と、トリック(Howdunit)だけが問われていて、動機(Whydunit)の強さは考慮しなくて良いというのもポイントが高いと思います。
純粋にロジックだけで考えれば良いので、文章のパズルっぽい感じです。

とても面白いとは思うのですが・・・、ひとつだけ難を挙げるとすれば、問題文を読んで犯人もトリックも分かっているのに、すぐに回答できないこと。
回答するためには、問題文のキーセンテンスを組み合わせて「ヒラメキ」というアイテム?を出現させなければならないのですが、これが結構面倒なのです。
思ったように目的のヒラメキを出せずにイライラすることも・・orz

犯人の名前を当てればそれでお終い!にならないようにするための仕掛けがヒラメキなのだろうと分かってはいるのですが・・・(≡д≡)ウーン

某漫画のリュークっぽい死神・・じゃなくて閻魔大王?さんが言うには、「センテンスからナゾを出しまくってナゾを吟味してヒラメキを出す」のが良いそうです。
でも、私は逆で、「文章を読んで謎を解いてしまってから調書を読み、必要なヒラメキを出すためのナゾを探す」のが良いと思います。
正解を把握しない状態でナゾを出しまくってしまうと、ミスリードされてしまって正解から遠ざかるような気がします。

Whodunitものの本格推理小説がお好きな方にはオススメのゲームです ミ☆
簡単に事件毎の感想を・・。
ヒントはありません(≡д≡)ウヒ

■指差す死体
練習問題ということで、謎自体はとても簡単。
でも、ヒラメキが全然出せなくて一番イライラした問題でした(笑

■盗まれたフィギュア
少し話が長くなって難しくなったかな?とは思ったけれど、2~3回読んで犯人とトリックは分かりました。
一番短時間でクリアした作品かも?

■明かりの消えた部屋で
犯人にトリックの仕掛けをすることが出来るの?出来るの?と大いに疑問は残るものの、犯人とトリックはあっさり。

■雪降る女子寮にて
ナゾを片っ端から出しまくって、うっかりミスリードされかけた作品です・・・orz
怪しい記述がコッソリヒッソリ大量にあって、ひっかけが上手いですね~(≡д≡)

■切断された五つの首
一番手こずったお話。
他の作品は全て本文を読んで犯人とトリックが分かったのですが、この作品だけはどうしても分からずにナゾを出しまくっていました。
それでも分からないので唸っていたら、相方が「それは○○系トリックだよ」と直球なヒントを教えてくれやがったおかげで閃きました(≡д≡)
正攻法でやるとしたら、シャーロック・ホームズばりの消去法で行くのが最短距離です・・・かね?
When you have eliminated the impossible, whatever remains, however improbable, must be the truth.

# ミリ単位の誤差で同じってありえないと思うの・・・・(≡д≡)

■亡霊ハムレット
Season1の中では一番好きな作品です。
『金田一少年の事件簿』のような漫画作品にしたら映えるのではないかな~と思います。
ヒントが最後に集約されているので、とっかかりが素直で解きやすい良パズルという印象でした。